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~微弱陣痛の始まり~

陣痛室には三つベッドが並んであって、私以外は誰もいなかった。
一番手間のベッドに横になるように言われ、モニター(陣痛計)をつけてもらうと助産師さんはすぐに出て行ってしまい、一人ぼっちになる。

しばらくモニターを見ていたら2分や3分という短い間隔で強い張りが観測された。

バタバタと助産師さんが慌てて戻って来て「痛いよね!?ずっと我慢してたの!?」と聞いてきた。

私は「痛いけど、そんなに強烈な痛みではないです」と言った。


“やっぱこの痛みは陣痛だったんだ!でも想像してた痛みより全然軽い。私って痛みに強いのかも。早く会いたいな”
とこの時はまだ余裕があった。

とりあえず旦那に陣痛が来たことを電話で知らせた。それが朝方(8日)の4時くらいだったと思う。ちょうど日曜で旦那は家にいて、すぐに車で駆け付けてくれることになった。自宅から病院までは高速で二時間半はかかる。でもまだまだ生まれる気配はないから、ゆっくり来ていいよと伝える。

診察することになって、助産師さんに内診してもらうと子宮口はまだ全く開いていなかった。
「お腹の痛みはおそらく微弱陣痛ですね。まだ本格的な陣痛とは言えません。これからだんだん痛みが増してきたら子宮口も開いてくるでしょう。10センチ開大するまで頑張って痛みに耐えましょうね」と言われる。


まだ子宮口が開いてなくてこれだけの痛みがあるのに、10センチまで開いた時ってどんな痛みなんだろうと、不安になる。


また陣痛室へ戻り、旦那の到着を待つ。子宮収縮は4分間隔になったけど、何とも言えない鈍痛が続き朝まで一睡もできず、朝食が運ばれて来てもほとんど口にできなかった。

少しずつ腰の痛みが増してきたので、どの体勢が楽かいろいろと試みるがどれも変わらず再びベッドに横になり丸くなる。


旦那は朝9時頃に病院に到着。
基本、のんびり屋な旦那は「おはよう~。外、よく晴れてた」とのん気な事を言いながら陣痛室に入ってきた。

挨拶なんてどうでもいい!!
天気なんてさらにどうでもいい!!
早く腰をさすってくれー!!と叫びたかったけど、いろいろお世話をしてもらう身分なので我慢した。


このようして微弱陣痛との闘いが始まった。

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